日本の数学である和算の始原に位置する毛利重能の算額神社に行ってきました。
場所は兵庫県西宮市の東側、JR甲子園口から北に歩いて20分の熊野神社のなかにある。
毛利重能は伝承によれば豊臣氏に仕えていたが、大阪夏の陣の豊臣氏の滅亡により浪人となった。その和算の最初の書籍『割算書』が今に伝わるが、なんと言っても弟子に『塵劫記』の吉田光由がいることから、和算の始祖という表現になるほどと思う人も多かろう。
この神社がつくられたのは昭和47年。全国珠算教育連盟、日本珠算連盟、日本数学史学会の共同事業という。時代を感じますね。
参拝することで自分の計算馬鹿力に磨きがかかれば、いいのですがね。
【参考文献】
同日になにげに大矢真一の本を入手したが、冒頭が毛利重能の算額神社であったのには驚いた。シンクロニシティというべきか。