超越方程式の解の無限和

 チラチラ頁をメクってた『数学定数事典』の241頁になかなかいい極限和があったので、シェアするとしよう。

  tan x= x

なる、超越方程式をめぐる極限和だ。
 この解は下図をみてもわかるように無限にある。その正の部分のみ考える。


 このk番目の解をξkとおくと下記の極限和が成立するのだ。


導出のヒントは周期性を利用してk番目の解を1番目の解ξ1で表現し、それをΣに代入して、数列の公式集を参照すれば、自力で出せるとだけしておくとしよう。

 1/10となる論文が1986年に出た時、大きな話題となったそうだ。


【参照資料】

数学定数事典

数学定数事典